【レポート】「ブランドを導く、これからのWebデザインの在り方」
デジタルハリウッド 新宿校にて開かれた特別講義、「ブランドを導く、これからのWebデザインの在り方」に参加してきました!
本記事では、このイベントでの個人的な学びをまとめていきます。
本日、デザイン×コンサルティング(組織開発)の企業さんが登壇するイベントに参加したんですが
— こづ@闘病Webデザイナー (@QOt9hIugT0LRLEJ) 2019年12月13日
すっっごい!!
Webデザインの凄まじい魅力は勿論、デザインとロジックの組み合わせで生み出される話がめちゃくちゃ面白い
コンサル界隈は前職のこともあって諦めていたけど、新しい可能性にトキメキ😍 pic.twitter.com/fzVS3awRf8
はじめに:登壇者「株式会社DONGURI」様
株式会社DONGURI様は、ミッションとして「GAME CHANGE」を掲げる、コンサルティング?ブランディング?企業です。Webの代表挨拶でも「定義はあえてしない」との方針をとっていらっしゃるので、よくわからんけどカッコイイ会社です。
事業内容としては、以下のものとのことです。
コンサルティング×デザインの実像
今、アクセンチュアのニュースを中心にホットな話題となっている「コンサルティング×デザイン」。
どういったことをするのか全くイメージができていなかったんですが、今回で具体的に理解することができました。非常に面白いコンテンツです。
コンサルティングの観点は3つ。
- 事業変革
- 組織変革
- ブランドコンサルティング
※詳細を知りたい方は、DONGURI株式会社の実績記事へのリンクを以下に記載しておりますので参照ください。
特に面白いと感じたのは「ブランドコンサルティング」として、株式会社forioの採用サイトを手掛けた事例。
採用サイトとして単発/ 独立した存在として扱うのではなく、企業のブランド構築に貢献するサイトとして設計したとのことでした。
当時の問題としては、採用の場における求職者と企業のマッチングが上手くいかないことでした。「私たちは、ワクワクを創る会社です」という価値観を掲げるfolioですが、来られる方と企業のマインドが合わないことが多かったそう。
そこから、folioの創る「ワクワク」を伝えるためにはどうすればいいのか、ブレインストーミングで出たアイディアをfolioのデザイン担当の方とガッチリすり合わせて落とし込んでいったそうです。
ここまでだと、「制作会社によくある話じゃないの?」という感想を持つんですが、個人的に「すご!」となったポイントは以下3つ。
- 採用サイトの型破りな魅力が半端じゃない
- デザイナーと顧客の距離感がめちゃくちゃ近い
- ブランド理念と一貫している
採用サイト、本当に素敵です。是非見てみてください。
単純な「営業⇄クライアント」「ディレクター⇄クライアント」 と、若干のデザイナーヒアリングではここまで型破りな採用サイトって早々作れないと思うんです。
クライアントのデザイン部門とのすり合わせの密さ・踏み込みの深さ、ミッション・バリューとの一貫性...。
すごい!こんな仕事してみたい!!とトキメキで羽ばたけそうでした。
ちなみに、DONGURIでは以下のような人員配置でプロジェクトを進めているそう。
- 事業変革
- 組織変革
- ブランドコンサルティング
登壇者、御三方の勉強方法
ビジネスの前線ですごい実績を積み上げている皆様の、駆け出し当時の勉強方法。今まさに駆け出しの身にとっては諸手を挙げて喜ぶコンテンツでした。
具体的には以下三点にまとめられるかと思います。
- 本・記事のインプット
- コーディングなどのアウトプット
- サイトレビューなどの言語化・分析
※以下にスライド写真が載せてあります。
本・記事のインプット
いわゆる「デザイン技術書」だけでなく、「自伝・思考系」の本が推薦図書に。
個人的に盲点でした。
企業ブランディング、デザインの理念、デザインのこれまで...などなど。実践的な本にばかり注意をとられていました。
手元の技術ばかり磨いても、「そもそもデザインとは」「ビジネスとデザインとは」といった視点がなければただの技術屋。「クライアントの課題を解決する」「仕事としてデザインする」というのであれば、コンセプチュアルな思考も必要です。
コーディングなどのアウトプット
「コーディングはやればやった分だけ上達する」
今回のお話しで刺さった一言。買ってきた技術書を、一冊3周くらいアウトプットしたそうです。確かにやった分だけ、コーディングが早くなっている実感があります。
PS・AIなどのデザインツールも、やった分だけスピードアップしていますし。
コーディングは量をこなしていくに限りますね。
また、JavaScript、Jqueryなんかの技術書を買ってきて「自分がどういう動きのサイトを作りたいのか」を考えたりもしたそうです。
JSはハードルが高いイメージで、技術書に全く手が伸びていませんが、「どういうの作りたいか」からはハードルが低い!明日からでも書店に立ち寄って実践です。
サイトレビューなどの言語化・分析
様々なWebサイトを
「何故良いデザインなのか」「ターゲットはどんな人なのか」「構成・余白感」
を分析する。
別のイベントで聞いた話ですが、会社に入ると「良いサイトを100件みてこい」と言われることもあるそうです。それだけ、実物を見て学習することは重要。
1日1サイトレビュー、なんてタグもありますし、すぐにでも実践ですね。
最後に
登壇者の中の、卒業生の方がデジタルハリウッド で勉強していた時の、デザインの遷移写真です。私はこの写真に、非常に勇気づけられました。
素晴らしい実績の数々で目が潰れると思うくらい憧れましたが、誰だって最初からプロフェッショナルじゃない。努力していく中で技術が身についていくものですよね。
今はまだへなちょこデザイン・コーディングですが、webサイトは努力を裏切らない!
クライアントと二人三脚で、芸術性にも戦略性にも優れた素晴らしい仕事ができるその日を目指して邁進します!
*1:会社情報より抜粋